☆マリオ・デル・モナコ
(Mario Del Monaco)

バリバリイタリア系のテノールです。
なかなか有名な人ですから名前くらいは聞いたことがある方もおられるのではないでしょうか？

ヴェルディのオペラのCDを数多く残しており、その声は頻繁に聞くことができると思います。

少し明るい声（普通くらいか？）ですが、輝かしさを持っていて、
声を飛ばすことに重視したような、声の圧力を感じさせるような歌い方をする人だと思います。
黄金のトランペットというあだ名をもつだけはあると思います。
少し荒々しい感じが出ているのがこの人の味だと思います。

残念ながら最高音は確かHighCまでいかなかったと思います。

しかし非常にすばらしい声で表現しているので、気にすることでもないと思います。

面白いのが、某動画共有サイトで、バリトンが歌うアリア、「Largo al Factotum」を コンサートで歌っているのを見つけました。
特に違和感はなく、さすがにうまいので、ついつい笑ってしまいます。

この人の歌い方は、時に参考になると思います。
その陽気な歌い方や、悲劇的な歌い方まで、表情が多彩です。
イタリア人ならでは？の音の扱い方というのが非常によく感じられます。